「LIROCO」の製造・販売元である新潟精密株式会社は、1973年、新潟県燕市で精密鋳造専門メーカーとして創業しました。
ロストワックス鋳造とはワックス（ロウ）を利用して原型をつくり、それをセラミックで覆って焼き固めることで鋳型を作成する鋳造方法です。
ロストワックス鋳造は一般の鋳造よりも複雑で寸法精度の高い形状を作ることができるため精密鋳造とも言われています。
主な特徴としては、
・複雑な形状が作れる
・超合金から炭素鋼やステンレスなど様々な材質が選択できる
・接合部分がないため高い強度を持つ
・鋳肌がツルツルとして綺麗
・寸法精度が高い
ことから、大型部品や食品機材、産業機械部品など様々な分野での精密機材を手掛けてきました。
2013年、これまでの技術を生かしつつ、しかしながらこれまでとは全く違った分野「キッチンツール」に挑戦することになりました。
素材の旨みを最大限に引き出し、錆びにくくお手入れが簡単なステンレス鋳物ホーロー鍋「L’hirondelle」です。
2,000回をも上回るステンレスの調合を重ね、IHにも対応したステンレス合金を開発。
デザインはもちろんのこと、機能性としても優秀なホーローを吹き付けたデザインを実現するため、自社でホーロー技術も確立しました。
そして、毎日家族のために料理を作る主婦の声をもとに、握りやすく、持ちやすい、そして野菜の旨み・水分を充分に引き出す鋳物鍋が誕生したのです。
この「L’hirondelle」で培った技術を生かして、「LIROCO」の新たなブランドストーリーが始まります。